ME&YOU 12月号より

『 メタボリックシンドロームについて 』

複合施設ホリスティカかまた
厚生会クリニック
院長 安田 悟



この時期、ほとんどの方が健康診断を受けられたと思いますが、振り返りも兼ねて、メタボリックシンドロームについて述べたいと思います。

 

1.メタボリックシンドロームとは・・・

内臓脂肪が蓄積することにより、糖・脂質代謝異常、高血圧をもたらし、糖尿病や心血管疾患等を引き起こすハイリスクグループとして定義されます。

 

2.内臓脂肪がたまる原因は・・・

原因には、遺伝・加齢・運

動不足・食生活の乱れ・喫煙・ストレス、エネルギーの過剰摂取などありますが、主に生活習慣の要因で占められています。

 

3.なぜ、内臓脂肪が蓄積すると問題なのか・・・

内臓の周囲にたまる脂肪を内臓脂肪といい、エネルギーの貯蔵だけでなく、さまざまな物質を分泌する機能があります。内臓脂肪が蓄積すると、健康状態に不都合な各種物質が過剰になり、脂質異常や血圧・血糖値の上昇をもたらし、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞などの病気につながるため危険なのです。

 

4.メタボリックシンドロームの診断基準

内臓脂肪の蓄積はウエスト径(おへその高さの腹囲)で測り、男性 85cm 以上、女性 90cm 以上を基準値としています。そのほかに血圧、血糖値、血清脂質の3つの項目の値を診ます。血圧は最高血圧が 130mmHg 以上、または最低血圧が 85mmHg 以上。血糖値は空腹時血糖で 110mg/dl 以上。血清脂質は中性脂肪 150mg/

dl 以上、またはHDLコレステロール値が 40mg/dl 未満。上記の項目のうち2つ以上があてはまるとメタボリックシンドロームと診断されます。

 

内臓脂肪を減少させるには・・・

 生活習慣の見直し改善を行い、ゆっくりとしたペースで減量を心がけましょう。食事と運動を組み合わせて、効率よく体脂肪を燃焼させることが大切です。運動では、@脂肪を効率よく燃やす有酸素運動、A身体を引き締める筋力トレーニング、B柔軟性を保ちけがを予防するストレッチングの3つを組み合わせて行うことが望ましいでしょう。

 


6.生活習慣見直しのポイント

メタボリックシンドロームは生活習慣と密接に関係しているので、まず生活習慣を改善することが必須です。そのためには次のようなことが大切になってきます。

@生活日記をつけて生活リ

ズムを整える。(まずは普段通りに一週間 内容をじっくり検証 出来ることから生活改善 生活日記の継続)

A食事(早食い、過食、偏食を避け、栄養バランスの良い食事を心がけましょう)

B運動(メディカルチェックも忘れずに)

Cストレス解消

D禁煙

健康診断で血圧、肥満、血糖、コレステロールに軽、重を問わず異常があったら、二次健診を受けることをおすすめします。

メタボリックシンドロームは生活習慣病のひとつです。不健康な生活習慣を改めることによって、予防・改善につなげましょう。