ME&YOU診察室のコーナー6月号より

お薬のお話 〜安全に薬を服用してもらうために〜

副作用歴を確認・服薬状況を把握 「かかりつけ薬局」を持ちましょう

特定・特別医療法人 福島厚生会 福島第一病院
薬剤部長 半澤 滝雄

『かかりつけ薬局』について

 医薬分業の進展により、病院・診療所等で診察を受けた場合、お薬は調剤薬局で調剤して頂く事を経験された方もたくさんいらっしゃると思います。
 ところで、多くの診療科で診察を受ける場合、一つの医療機関ですべて診察を受けてしまう場合と複数の医療機関で診察を受ける場合の二通りがあります。 前者の場合、一ヶ所の調剤薬局でお薬を頂く事が多いと思いますので問題はありませんが、後者の場合、診療科ごとにお薬を頂く調剤薬局を変えるのではなく、一人一人が、かかりつけ薬局を持つということが重要になります。
  どうしてかかりつけ薬局が重要かというと、調剤薬局では、「薬歴管理」(処方箋より薬歴簿を作成してその患者さんの薬の管理を行う)にもとづいて複数の診療科の受診に伴う重複投与や相互作用の有無を確認し、副作用歴等も確認し、健康被害を未然に防ぐと共に、服薬状況を的確に把握しています。
  ですから、一ヶ所の調剤薬局で、一人一人の薬について全て管理してもらうことが、安全に薬を服用してもらうためには、とても重要になるのです。私の薬のことは、あそこの薬局にまかせておけば安心だというところを作りましょう。それがかかりつけ薬局です。
  もし、やむを得ず複数の調剤薬局でお薬を頂いている場合は、今服用している医薬品を全てそれぞれの薬局に伝えることが、大変重要になります。
  お薬についての疑問点がありましたら、迷わず身近な【かかりつけ薬局】の薬剤師にご相談してください。

痛みについて

  皆さんも、痛みについて困っていらっしゃると思います。 なぜなら、自分の痛みはまわりの人に分かってもらえないことが多いからです。
  では、どのようにすれば思い通り伝えることができるか、一つの方法をお知らせします。 痛みの感じ方は、常に同じではなく日々、異なると思われます。 たとえば、痛みの強さの区別を数字で表わして見ると、
 1. 痛みが感じない
 2. 我慢できる痛み
 3. 我慢できるがつらい痛み
 4. 我慢できない痛み
以上に分けてみました。(1〜4までですが、自分で工夫してください)
  体のどの部分がどのように、またどんなときに痛むのかを強さを表す数字も忘れずに毎日紙などに記入しておくと医療機関で診察を受けた場合、医師に分かりやすく伝えることができます。  次に、痛み止めのお薬を飲むときのアドバイスです。 決められた時間に飲むようにしてください、なぜなら、痛みが感じるようになってから飲んでも、お薬の効果が出るまで少し時間がかかるからです。 また、お腹が減っている時などに飲むと、胃腸の調子が悪くなる場合もありますのでなるべく控えましょう。 前もって予測なしに突然に起こる頭痛などの時は、頓用で飲む場合もありますがこの場合は、お水を少し多めにとってください。
 最後に、健康で快適な生活を送りましょう。