静脈瘤疾患治療
図1:重症下肢動脈虚血肢
 
潰瘍などを放置しておくと、そこより感染を起こし、下肢の切断になることも少なくありません。高齢者であれば、下肢切断の状態になるとその予後が悪くなるばかりでなく、周囲からの介護に対する多大な援助が必要になってきます。また、閉塞性動脈硬化症患者の50%程度に脳血管,心血管疾患を併発することが認められており、下肢動脈障害の診断より脳血管,心血管疾患の早期診断も可能となっております。当科では、下肢動脈障害患者さんの下肢動脈血流を最新の検査機器を使用し、無侵襲的に素早く評価し、その結果を連携医の先生方にフィードバックする体制を構築しています。
下肢動脈障害に対する治療としては薬物治療、運動療法、カテーテル治療および外科的バイパス治療などがあげられますが、当院ではそれぞれの状態に応じた適切な治療を行うようにしております。最近では低侵襲化したカテーテル治療が広く普及してきているもの、糖尿病など併発している場合は下肢末梢の動脈障害が主原因であり、カテーテル治療が困難な症例に対しては積極的に自己血管を使用したバイパス(図2)を行い患者様のQOLの向上に努めております。
図2:両腸骨動脈、右脛骨動脈閉塞に対して右液窩動脈から後脛骨動脈までの全長1.2メートルに渡るバイパス術の施工例
 
腹部動脈瘤や腹部血管(腹腔動脈、腸管膜動脈、腎動脈)の疾患についても、できるだけ低侵襲に診断し、適正な治療を行うようにしております。図3)
図3:慢性腸管虚血例に対するステント留置
 
静脈、リンパ疾患については最近ほぼ無侵襲的に診断が可能であり、その結果に基づいて、理学療法からカテーテル治療、外科的治療行っております。とくに下肢静脈瘤治療の分野ではレーザーカテーテルを使用した血管内焼灼術が保険適応になり、局所麻酔下日帰りにて対応しております。(図4)
図4:下肢静脈瘤に対する血管内レーザー焼灼術
 
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